掛け軸

掛け軸は、飛鳥時代に仏教が伝来すると同時に仏画の掛け軸が伝わり、礼拝の対象でした。鎌倉時代〜室町時代にかけて書斎を主室とする書院造りが主流となり、殊勲の権威や格式を示すために掛け軸を描けるようになったことが現在の床の間の原型となっています。室町時代後半になると、掛け軸は礼拝の対象から絵画芸術として大きく発展していきます。
山水画、花鳥画、水墨画、人物画、茶掛、季節掛や書、墨蹟など幅広く取り扱っています。詳しくは作家一覧をご覧ください。横山大観、川合玉堂など日本画の大家はもちろん、作家一覧に載っていない作家の作品も対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

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買取実績

過去にお取引した商品の一部をご紹介します。

掛け軸2点「福禄壽と達磨図」「南天と水鳥図」|北陸地方のお客様より買取

北陸地方のお客様より、縁起の良い題材を描いた掛け軸を2点お譲りいただきました。

1点目は、幸福・財運・長寿を表す「福禄壽」の文字に、禅宗の祖・達磨大師を墨で描いた一幅。達磨図は筆力と余白の妙が感じられる表現で、落ち着いた茶系の一文字表装が印象的でした。お正月や祝い事の飾りとしても人気の高い作品です。

2点目は、南天と水鳥を主題とした彩色山水画。「難を転ずる」縁起物である南天に、冬を思わせる鴨や竹が丁寧に描かれた、季節感ある上品な構図が特徴です。灰紫系の裂地を用いた格式高い表装も魅力でした。

どちらも床の間や書斎を彩るのにふさわしい、鑑賞性と実用性を備えた作品でした。

紙本の金屏風一双

石川県珠洲市のお客様から紙本の金屏風一双を買取りさせていただきました。

買取額 50000円

買取りのポイント
本金か中金かの判断
屏風に破れがあるかないか

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