香道具
仏教伝来と共に日本に伝えられた香りの文化は、仏前に供えるものだったものが、平安時代の貴族たちによって「遊び」へと変化していきます。部屋にたきこめたり、衣にたきしめたり、香りそのものを楽しむようになった様子は、「枕草子」や「源氏物語」からも容易に推察することができます。
室町時代後半になると、後の香道につながる香の体系の元を作り、公家の三条西実隆を祖とする「御家流」、武家の志野宗信を祖とする「志野流」の二代流派が誕生します。
日本で最も有名な香木といえば、蘭奢待(正倉院宝物目録では黄熟香)であり、その価値は一国一城よりも価値のあるものとして、足利義政、織田信長など時の権力者たちにより切り取られたという話は大変有名です。
香道具、香木、香炉、香札箱の他、記載されていないものも取り扱っておりますので、お気軽にご相談ください。