楠瓊州くすのきけいしゅう

時代 昭和32年没
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 日本画
プロフィール 楠瓊州は明冶二十五年二月、広島県尾道市に生まれる。高等小学校を卒業後、服部五老の内弟子となって絵の修行に励むが、父の急逝により、尾道に戻り家業を継ぐ。その後再び京都に赴き南画家江上瓊山に師事。尾道に戻った後、二十三歳で画家として立つべく札幌に渡るが、大正七年には東京に転居。飛鳥山にほど近い北区西ヶ原で、亡くなるまでの約四十年間おびただしい画作を続けた。南画の基調である水墨山水画を出発点としながら、油絵、水彩画、南画の長所もあわせた新日本画の確立を望んでいたという。昭和三十一年三月二十四日、六十四歳で孤独の内に没し、画室には膨大な画稿が残されたのである。