孫文そんぶん

時代 清・同治5(1866)~民国14(1925年)
カテゴリー 中国美術
プロフィール 中国の政治家・革命家。初代中華民国臨時大総統。中国国民党総理。辛亥革命を起こし、「中国革命の父」、中華民国では国父(国家の父)と呼ばれる。また、中華人民共和国でも「近代革命先行者(近代革命の先人)」として近年「国父」と呼ばれる。海峡両岸で尊敬される数少ない人物である。
中国では孫文よりも孫 中山の名称が一般的であり、孫中山先生と呼ばれている。1935年から1948年まで発行されていた法幣(不換紙幣)で肖像に採用されていた。現在は100新台湾ドル紙幣に描かれている。

孫文(そん ぶん / Sūn Wén, 1866年 - 1925年)とは?
孫文(そん ぶん / Sūn Wén, 1866年 - 1925年)は、中国近代史において最も重要な政治家・革命家の一人であり、「中華民国の父」と称される人物です。彼は、清朝の専制政治を打倒し、共和制国家「中華民国」を建国した中心人物 であり、「三民主義(民族・民権・民生)」 を提唱して近代中国の発展に大きく貢献しました。孫文は、日本、アメリカ、イギリスなど海外を転々としながら革命を推進し、何度も挫折しながらも1911年の辛亥革命を成功させました。

1. 孫文の生涯

① 幼少期と教育(1866年 - 1892年)
1866年11月12日、広東省香山県(現在の中山市)に生まれる。
幼少期は、ハワイに住む兄のもとで西洋教育を受ける(1879年 - 1883年)。
1884年、中国に戻り、香港西医学院(現在の香港大学医学部)に入学し、西洋医学を学ぶ。
医師としてのキャリアを始めるが、清朝の政治腐敗を目の当たりにし、革命運動を志すようになる。
② 革命運動の開始(1894年 - 1905年)
1894年、ハワイで**「興中会(こうちゅうかい)」** を設立し、清朝打倒を目指す。
1895年、広州で武装蜂起を計画するが失敗 し、日本へ亡命。
1905年、日本の東京で**「中国同盟会(ちゅうごくどうめいかい)」を結成し、革命運動の本格化**。
③ 辛亥革命と中華民国の成立(1911年 - 1912年)
1911年、武昌起義(ぶしょうきぎ)が発生し、各地で清朝打倒の動きが拡大(辛亥革命)。
1912年1月1日、中華民国が成立し、孫文が臨時大総統に就任。
しかし、清朝の旧勢力との妥協により、袁世凱(えん せいがい)に政権を譲る。
④ 袁世凱の独裁と反発(1913年 - 1916年)
1913年、袁世凱が独裁体制を確立し、孫文は再び亡命。
1915年、袁世凱が帝政を復活させようとすると、孫文はこれに強く反対。
1916年、袁世凱の死後、中国は軍閥が割拠する時代に突入。
⑤ 中国国民党の結成と北伐の準備(1919年 - 1925年)
1919年、孫文は「中国国民党(ちゅうごくこくみんとう)」を結成。
1923年、中国共産党と協力し、北方の軍閥を打倒するための「北伐(ほくばつ)」を計画。
1924年、広州に黄埔軍官学校 を創設し、蒋介石(しょう かいせき)を校長に任命。
⑥ 病死と遺産(1925年)
1925年3月12日、北京で病死(享年58歳)。
その後、孫文の理念は蒋介石や中国共産党に受け継がれ、中国の近代化に影響を与え続けた。
2. 孫文の思想

① 「三民主義」
孫文の政治理念である**「三民主義」** とは、中国を近代化し、民主的な国家を作るための基本方針です。

民族主義(反帝国主義)
中国の独立を守り、外国の支配を排除する。
民権主義(民主政治)
人民による政治を実現する(選挙制度の導入)。
民生主義(社会福祉)
貧困をなくし、社会経済を発展させる(国民の生活向上)。
② 「五権憲法」
孫文は、西洋の三権分立(行政・立法・司法)に加え、中国の伝統的な監察権・考試権を取り入れた**「五権憲法」** を提唱した。

行政権(政府)
立法権(国会)
司法権(裁判所)
考試権(公務員試験)
監察権(官僚の監督)
3. 孫文の影響と評価

① 中国近代史における功績
清朝を倒し、中華民国を建国した最も重要な指導者。
西洋の民主主義を取り入れ、中国の近代化を推進。
蒋介石や毛沢東も孫文の思想を受け継ぎ、国共両党でその影響を語り継いだ。
② 日本との関係
孫文は、日本に亡命している間、多くの日本人と親交を持った。
明治時代の政治家や実業家(宮崎滔天、梅屋庄吉など)から資金援助を受けた。
中国革命を支援した日本人も多かったが、後に日中戦争が勃発し、関係は悪化。
③ 現在の評価
台湾(中華民国)では「国父(こくふ)」として尊敬されている。
中国本土(中華人民共和国)でも「革命の先駆者」として評価 されている。
共産党も孫文の思想を一定程度継承し、毛沢東も彼を称賛。
4. 孫文に関する美術品・歴史資料の買取について

孫文の肖像画、書簡、関連する歴史資料、貨幣、記念メダルなどは、中国美術市場や歴史資料コレクターの間で高値で取引されることがあります。

① 買取対象となるアイテム
孫文の直筆書簡、手紙、サイン
孫文の肖像画(掛け軸・絵画)
中華民国時代の貨幣(孫文肖像入り)
記念メダルや切手
関連書籍・ポスター・歴史資料
② 買取査定のポイント
真贋の確認
→ 孫文の書簡やサインには贋作が多く、鑑定が必要。
保存状態
→ 書簡や肖像画は破れやシミが少ないほど高評価。
歴史的背景
→ 孫文が重要な時期に書いた文書は特に価値が高い。
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