徐渭じょい

時代 明・正徳16(1521)~明・万暦21(1593年)
カテゴリー 中国美術
プロフィール 徐渭(じょ い、Xu Wei、正徳16年(1521年) - 万暦21年(1593年))は、中国明代の文人。書・画・詩・詞・戯曲・散文など多様なジャンルで天才性を発揮。その作風は後世に大きな影響を与えた。しかし、その一方で精神を病み、妻を殺害するなど破滅的で不遇な生涯を送った。
諱は渭。字をはじめ文清、のちに文長と改めた。天地・青藤・田水月・天池漱生・天池山人・海柳仏・山陰布衣など多くの雅号・室号を持つ。浙江省山陰県(現在の紹興市柯橋区)の生まれ。

徐渭(じょ い / Xú Wèi, 1521年 - 1593年)とは?
徐渭(じょ い / Xú Wèi)は、中国明代中期の画家・書家・詩人・劇作家・軍師であり、特に**「狂草(きょうそう)」の書風や「写意画(しゃいが)」の革新者として知られています。彼の書画は後の石濤(せきとう)や八大山人(はちだいさんじん)**といった清代の画家に大きな影響を与えました。彼の作品は自由奔放な筆致と力強い表現が特徴で、中国美術史において極めて重要な人物です。

1. 徐渭の生涯

① 幼少期と学問の習得(1521年 - 1544年)
1521年、浙江省紹興(現在の浙江省紹興市) に生まれる。
幼少期から天才的な才能を発揮し、詩・書・画・兵法・音楽など多方面で秀でていた。
科挙(官僚試験)に挑戦するも、落第を繰り返す。
② 挫折と精神的苦悩(1544年 - 1566年)
徐渭は一時的に官職に就くものの、派閥争いや政争の中で不遇をかこつ。
1566年、精神的な病に苦しみ、発作的に妻を殺害し、8年間投獄される。
③ 狂気の芸術家としての開花(1574年 - 1593年)
獄中で絵を描き始め、自由で大胆な表現を確立。
獄を出た後、文人として生涯を過ごし、「大写意(たいしゃい)」という新しい絵画スタイルを確立。
1593年、病のため死去(享年73歳)。
2. 徐渭の画風と特徴

① 大胆な「写意画(しゃいが)」
徐渭は細密な描写を重視する「工筆画(こうひつが)」ではなく、「写意画(しゃいが)」を発展 させた。
墨の濃淡を活かし、速い筆運びで力強く描くスタイル。
② 「大写意(たいしゃい)」の確立
彼の画風は後に八大山人や石濤に影響を与え、「大写意画」の基礎を作った。
簡単な筆数で動植物を表現し、余白を活かす技法を発展。
③ 狂気と激情の表現
彼の筆跡や構図には、精神的な激しさや感情の爆発が見られる。
伝統的な南宗画の柔らかさとは異なり、力強い筆致が特徴。
3. 徐渭の代表作品

① 「墨葡萄図(ぼくぶどうず)」
大胆な筆遣いで葡萄の実を描いた名作。
墨の濃淡だけで葡萄の実の透明感を表現 している。
② 「墨花図」
墨のみで描かれた花卉(かき)画。
シンプルな筆遣いの中に生命力を感じる作品。
③ 「花卉蔬果図巻」
野菜や果物をテーマにした作品。
日常的なモチーフを芸術に昇華 させた。
4. 徐渭の影響と評価

彼の「大写意画」は後の石濤・八大山人などの清代画家に大きな影響を与えた。
近代中国画家である斉白石(せいはくせき) も徐渭のスタイルを受け継いだとされる。
日本の文人画にも影響を与え、江戸時代の与謝蕪村や池大雅などの画家にも影響が見られる。
5. 徐渭の作品の買取について

① 市場価値
徐渭の作品は非常に希少で、オークション市場では数千万円~数億円の高額取引がある。
2011年に中国のオークションで、彼の作品が1億5000万元(約24億円) で落札された。
② 買取査定のポイント
真贋の確認
→ 徐渭の作品は非常に人気が高いため、贋作(偽物)が多く流通している。
保存状態
→ 掛け軸や巻物の保存状態が査定額に大きく影響。
署名・落款(印章)
→ 徐渭の特徴的な署名や印章があるかどうかを確認。
付属品の有無
→ 証明書(来歴) があると、高額査定の対象になる。
6. 徐渭の作品を売却するには?

徐渭の作品は、美術市場で非常に価値が高いため、信頼できる美術買取店やオークションハウスで査定を受けることが重要 です。

新原美術での買取について
当店では、徐渭をはじめとする中国美術の買取を行っております。
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7. まとめ

徐渭は明代の芸術家で、書・詩・画の全てに優れた天才的な文人だった。
「大写意画」の革新者として後世の画家に多大な影響を与えた。
彼の作品は美術市場で非常に高く評価され、高額で取引されることが多い。
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