仇英きゅうえい

時代 明・正徳4(1509)〜明・嘉靖30(1551年)
カテゴリー 中国美術
プロフィール 明代の画家。江蘇省生。字は実父、号を十州。人物・鳥獣・山水・楼観を能くしたが、特に人物画は、濃い彩色・忠実な写実・美しい表現を狙った描写的様式に一段と細密さを加えた様式を大成し、さらに美人風俗画として独特の画体を作り、この後の風俗人物画はみな仇英風に変わったとされる。没年不詳(1552年頃)。唐寅、文徴明、沈周らと並び明四大画家の一人と持て囃されたが、現存する作品例は少ない。