マシュー・バーニーましゅー・ばーにー

カテゴリー 彫刻,その他
作品種別 1980年代以降の現代アート、シミュレーショニズム以降
プロフィール マシュー・バーニー(Matthew Barney、1967年3月25日 - )はアメリカの現代美術家。現在はニューヨーク在住。コンテポラリー・アートを代表する作家のひとりとして1990年代以来台頭してきた。
彼の独特な彫刻は美容整形用のシリコンなどの素材から構成される作品も多く、また映像による作品では、その緩慢な編集が独特の雰囲気をつくりあげている。人体をテーマにしたパフォーマンスやビデオなどからなる『拘束のドローイング』シリーズの制作を続けるほか、5部作の長大な映像作品『クレマスター』シリーズを制作。自らが出演する映像作品の中で用いた彫刻をインスタレーションとして発表している。
パートナーである歌手のビョークとの間に娘が一人いる。ビョークとの協働の様子はドキュメンタリー映画『マシュー・バーニー:拘束ナシ』(2006)で見ることができるが、2013年に破局した。

代表作
Cremaster Cycle(1994–2002)
「Cremaster Cycle」は、バーニーの最も広く知られる作品群で、5部作の映画シリーズ。このシリーズは、非常に複雑で多層的な内容を持ち、各部が異なるテーマやシンボリズムを扱っている。「Cremaster」という言葉自体が、筋肉の収縮を意味する言葉で、バーニーはこれを人間の身体や性、欲望の象徴として使用している。映画は、神話的なイメージ、身体的な変容、幻想的なビジュアルを特徴とし、映像として非常にアート的で挑戦的。
The Order (1991)
バーニーの初期の作品で、神話的な要素が色濃く反映されている。この作品では、男性の身体を象徴的に変容させることによって、個人のアイデンティティと社会的な規範についての疑問を投げかけている。
Drawing Restraint(1987年〜)
バーニーは、アート制作の過程を含んだパフォーマンスやインスタレーションも行っている。「Drawing Restraint」は、彼が自らを制約するような身体的行為を行い、同時に絵を描くという過程を通じて「制約」と「創造」の関係を探求したもの。このシリーズもまた、彼の身体性と自己表現のテーマが色濃く反映されている。
"De Lama Lamina" (2004)
これは、バーニーが制作したビデオインスタレーションで、彼がペルシャの伝統的な儀式を模倣する様子が描かれている「。自身を儀式的なシンボルに変容させ、そこに潜む文化的、精神的な力学を表現している。