高際翠邦たかぎわすいほう

時代 昭和3年〜
標準発表価格 700,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 書 現代書家 刻字作家
プロフィール 師 大久保翠洞
栃木県出身。


森高際翠邦(たかぎわ すいほう)氏は、日本の刻字(彫刻文字)分野の第一人者として知られる書家であり、書壇・刻字界に多大な影響を与えた文化人です。以下に詳細をご紹介します。

経歴と活動

1928年、栃木県生まれ。
青年期に茨城県・古河市の大久保翠洞氏に師事し、刻字(石・木・金属などに文字を刻む芸術)を本格的に習得された。

日本刻字協会の最高顧問として刻字界の発展に尽力、晩年まで精力的に活動されました。

社会的評価と功績

毎日書道会では顧問を務め、同会主宰の全国書道展や刻字展において審査および教育的役割を担われました。

新興書道展では、2007〜2012年にかけて第三代会長を務め、書道展の運営と文化発信に大きく貢献されています。

作品・遺作展の開催

2022年、栃木県総合文化センターにて**「高際翠邦先生 遺作展」**が開催。代表作(1981年毎日書道展準大賞受賞作「楚辞」など)約50点と愛用品が展示され、高い芸術性が注目されました。

印譜(印章集)のコレクターとしても知られ、その所蔵品を展示するなど、文化的遺産の継承にも関与されました。
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総まとめプロフィール

項目 内容
本名 邦正(くにまさ)氏
出身・師事 栃木県出身、大久保翠洞氏に師事
専門領域 刻字制作・彫刻文字芸術
主な役職 日本刻字協会最高顧問、毎日書道会顧問、新興書道展会長など
主な功績 書道・刻字界の普及、展覧会の運営、文化継承と教育