中西庚南なかにしこうなん

時代 昭和17年〜
標準発表価格 190,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 書 現代書家・篆刻作家
プロフィール 大阪府出身。

中西庚南(なかにし こうなん)は、日本の篆刻・篆書研究の分野で著名な辞典編者・研究者です。以下、人物像と著作内容を詳しくご紹介します。

経歴・人物像

編著者としての専門性
篆刻・篆書に関わる実用辞典を編纂している人物です。編著書には、専門家や愛好家の間で定評のある著作が複数あります。

主な著作

『近代篆刻字典』(東京堂出版、出版:1988年/改訂版約786頁)
近代篆刻作品から頻用文字を収録した包括的な辞典。A5判、7版など複数の版が存在するほど広く利用されています。

中西氏独自の索引方式を採用していて、「簡体漢字」ベースの検索が可能。中国近代篆刻の資料が充実しており、実用的という評価が多いです。

『篆刻小字典』(大坤書局/東京堂出版、1996年ほか復刻)
小篆の字形に焦点を当て、名篆刻家の文字サンプルを影印し、初学者が学びやすい構成にした字典。

評判と活用

実用性重視の辞典
初学者から熟練者まで使いやすい構成で、特に「字を探す」際の索引機能の速さが好評です。ただし、豆瓣(中国のレビューサイト)では、「ページ番号のミス」や「反字が収録されていない」点を改善希望する声もあります。

流通状況
メルカリや楽天、古書店などで流通しており、中古・復刻版ともに入手可能です。特に『近代篆刻字典』は東京堂出版版、複数回再刷された様子が確認されています。