丸山楽雲まるやまらくうん

時代 昭和23年〜
標準発表価格 240,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 書 現代書家・篆刻作家
プロフィール 丸山楽雲(まるやま がくうん)氏は、篆刻・書道・中国書画の世界で著名な研究家・実践家です。特に中国の鳥虫篆(ちょうちゅうてん)──甲骨文や金文を起源とする装飾的な篆書体──の収集・研究・実作を通じ、その伝承と普及に大きく貢献しています。

主な著作

『鳥虫篆大鑑』:1989年に東京堂出版から、約578ページにわたり鳥虫篆印譜をまとめた大著。秦漢・魏晋・古璽から明清、日本の近現代篆刻まで幅広く収録、索引も充実した必携本です

『我名は象山―時代に先手を打つ』:2015年刊。佐久間象山を扱った著作で、中国思想・日本近代思想への視座が垣間見えます

その他にも「高島章貞」に関する研究書など、歴史的書画・篆刻との関わりを深めた作品群を残しています

評判と活動

中国でも「空霊(くうれい)」と讃えられるほど高く評価され、漢語辞典の構成や法則把握において中国人研究者に勝るとも劣らない知見を持つ“奇人”とも称されています

講演活動も活発で、佐久間象山や高島章貞に関する講義はYouTubeにも多数アップされており、その深い理解と熱意が伝わってきます

特徴と魅力

特徴 内容
専門性 鳥虫篆・篆刻を歴史的文脈から掘り下げ、体系的に整理。
広範な知識 中国古代文字・書画・思想に精通。中国国内でも評価。
実践兼備 研究・講義のみならず、実作としての篆刻も行う希少な研究者。