中野嘉之なかのよしゆき

時代 1946年生(昭和21)
カテゴリー 掛け軸,絵画、書画
作品種別 日本画家
プロフィール 京都生。多摩美大院卒。元創画会会友、現在無所属。MOA美術館優秀賞、京都美術文化賞等受賞。多摩美大教授。川崎市住。

中野 嘉之(なかの よしゆき、1946年 - 2023年10月3日)は、京都府京都市出身の日本画家であり、多摩美術大学名誉教授としても知られています。多摩美術大学大学院を修了し、在学中は加山又造や横山操といった著名な画家に師事しました。
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略歴

1967年:第31回新制作協会展に初入選。
1970年:多摩美術大学大学院を修了。
1974年:創画会に出品を開始。
1984年:伊藤彬、堀泰明らと「横の会」を結成。
1993年:創画会を退会。
1996年:伊藤彬、中島千波、林功とグループ「目」展を結成。
2005年:芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。
2023年10月3日:逝去。享年77歳。
一般社団法人 多摩美術大学校友会 -
作風と業績

中野氏は、伝統的な花鳥画や風景画を中心に制作し、特に水墨画において独自の表現を追求しました。その作品は、力強さと繊細さを兼ね備え、宇宙的な広がりを感じさせる独特の空気感が特徴です。また、岩絵の具や墨の収集にも熱心で、確かな素材と大胆な発想により、日本画の枠を超えた作品を生み出しました。
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教育者としての活動

多摩美術大学の教授として、後進の指導にも力を注ぎ、多くの若手画家に影響を与えました。その教育者としての功績は高く評価されています。
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主な受賞歴

1972年:新制作協会展春季賞
1975年:新制作協会新作家賞
1980年:東京セントラル大賞佳作
1992年:MOA美術館岡田茂吉賞優秀賞、第6回京都美術文化賞
2005年:芸術選奨文部科学大臣賞
中野嘉之氏の作品は、国内外の美術館やギャラリーで展示され、その独特の世界観と技法は多くの人々に感銘を与え続けています。