近藤弘明こんどうひろあき

時代 1924年生(大正13)〜2015年
カテゴリー 掛け軸,絵画、書画
作品種別 現代日本画家
プロフィール 山本丘人(きゅうじん)に師事。創造美術展に出品,のち新制作協会,創画会で活躍。昭和40年日本国際美術展,46年第1回山種美術館賞展で受賞。50年日本芸術大賞。平成27年9月13日死去。90歳。東京出身

近藤 弘明(こんどう こうめい、1924年9月14日 - 2015年9月13日)は、日本の日本画家であり、その幻想的な作風で知られています。東京市下谷区(現・東京都台東区)に生まれ、幼少期から仏画に親しみました。東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科で山本丘人に師事し、戦後は新制作協会や創画会で活躍しました。
東京文化財研究所

彼の作品は、仏教的な世界観を背景に、幻想的な花や鳥をモチーフとした独特の美しさを持っています。特に、大輪の花々に蝶が舞い、月が映える静謐で幻想的な絵画は、多くの人々に深い感銘を与えています。

1976年、52歳の時に神奈川県小田原市板橋にアトリエ「寂静居(じゃくせいきょ)」を構え、以降は小田原の風景や自然からインスピレーションを得て、多くの作品を生み出しました。彼の作品は、東京国立近代美術館などに所蔵されており、国内外で高く評価されています。

近年では、彼の作品を紹介する展覧会が開催されており、2021年には小田原三の丸ホールで受贈記念特別展『近藤弘明-幻華-』が開催されました。この展覧会では、仏教的な世界観に彩られた幻想的な絵画が展示され、多くの来場者を魅了しました。

近藤弘明の作品は、その独特の世界観と美しさから、今なお多くの人々に愛され続けています。