北野治男きたのはるお

時代 1946年〜
標準発表価格 330,000 円
カテゴリー 掛け軸,絵画、書画
作品種別 現代日本画家
プロフィール 北野治男(きたの・はるお)
1946年 大阪府出身
1973年 第5回日展特選
1974年 第6回日展特選
2004年 第36回日展会員賞

北野 治男(きたの はるお、1946年12月5日生まれ)は、大阪府出身の日本画家です。1970年に京都教育大学特修美術科を卒業し、翌年には同専攻科を修了しました。在学中は西山英雄氏に師事し、1967年の第10回日展に「フラミンゴ」を初出品し、初入選を果たしました。その後も日展での入選を重ね、1973年の改組第5回日展「赤い月」、翌年の「森の中」で連続して特選を受賞しています。
東京文化財研究所

1970年には、京都の若手日本画家によるグループ「真魚(MAO)」を結成し、その中心的存在として活躍しました。彼の作品は、鳥を主なモチーフとし、特にカラスを題材にしたものが多く見られます。1971年に初めて北海道の西別原野を訪れ、大自然の中で生きるカラスの群れに感銘を受けて以来、北海道の原野を題材とした作品を多く手掛けました。
東京文化財研究所

その後、写実を基調とした表現に移行し、大自然の神秘や生命に対する畏敬の念をテーマに作品を描き続けました。1980年代からはアメリカ南部を度々訪れ、特にテネシー州の風景を描くようになりました。2010年には「樹」で第42回日展内閣総理大臣賞を受賞し、その功績が高く評価されました。
東京文化財研究所

2018年7月29日、転移性肝がんのため71歳で逝去されました。
東京文化財研究所
彼の作品は、現在も多くの美術館やギャラリーで鑑賞することができ、その独特の世界観は多くの人々に感動を与え続けています。