岩村恵雲いわむら
カテゴリー | 絵画、書画 |
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作品種別 | 書 産經国際書会 |
プロフィール | 岩村 恵雲(いわむら けいうん)氏は、日本の書道界で活躍する書家であり、特に古代文字の研究と表現において高い評価を受けています。産経国際書会の常務理事を務めるほか、「書人クラブ」の代表としても知られています。 経歴と学術的背景 学歴と職歴:岩村氏は、東京工業大学および同大学大学院(修士課程)を修了後、東京大学大学院で博士号を取得。その後、NTTの研究所に勤務し、工学博士としてのキャリアを築きました。この理系のバックグラウンドが、彼の書道作品にも独自の視点をもたらしています。 書道との出会い:高校卒業時、自宅近くの北島瑞峰先生(産経国際書会常任顧問)の門を叩いたことがきっかけで書道を始めました。以来、40年以上にわたり甲骨文字学の指導を受け、産経国際書展には第1回から連続出品しています。 作風と研究活動 古代文字への探求:岩村氏の作品は、甲骨文字や金文などの古代文字を中心に構成されており、誠実で緻密な人柄が作品にも表れています。淡墨の摺り方や薄め方など、細部にまでこだわった技法が特徴です。 国際的な交流:中国や台湾をたびたび訪問し、その都度、墨や紙を購入して研究を重ねています。最近では、本場の文字学研究者との交流を目指し、中国語の勉強も始めています。 展覧会と団体活動 書人クラブ代表:岩村氏は、「書人クラブ」の代表として、書道の普及と発展に努めています。2018年には、埼玉県志木市のフォーシーズンズ志木ふれあいプラザで「書人クラブ―21世紀18年展―」を開催しました。 産経国際書会常務理事:産経国際書会の常務理事として、書道界の発展に寄与しています。また、2023年に国立新美術館で開催された「産経国際書会代表展」では、編集委員の一人として展覧会の企画・運営に携わりました。 岩村恵雲氏は、理系の知識と芸術的感性を融合させた独自の書道作品を創作し、国内外で高い評価を受けています。今後のさらなる活躍が期待されます。 |