北川佳邑きたがわ

カテゴリー 絵画、書画
作品種別 書 産經国際書会
プロフィール 北川佳邑(きたがわ かゆう)氏は、日本の書道界で活躍する書家であり、特にかな書の分野で高い評価を受けています。産経国際書会の専管理事を務めるほか、書道団体「檀(だん)の会」の代表としても知られています。

経歴と活動
産経国際書会 専管理事:北川氏は、産経国際書会の専管理事として、同会の運営や展覧会の企画に携わっています。
「檀の会」代表:書道団体「檀の会」の代表を務め、書道教室を主宰しています。教室では、かな書の指導に加え、装飾料紙の制作も行っており、生徒たちは書のテーマに合わせた料紙作りから作品制作に取り組んでいます。

展覧会の開催:「檀の会」の書展を定期的に開催しており、2011年には東京・銀座の鳩居堂画廊で展覧会を開催しました。この展覧会では、文字と紙の調和を目指した作品が披露されました。

書風と理念
北川氏は、かな書に用いられる装飾料紙を自ら手作りするなど、書と紙の一体感を追求しています。古筆に触れるうちに、「元永本古今集」や「西本願寺本三十六人家集」などの料紙の美しさに魅了され、日本の伝統文化への誇りを感じるようになったと語っています。

また、植物染料を用いた料紙作りにも取り組んでおり、例えば、尾形光琳の「紅白梅図屏風」の金色が金箔ではなくカリヤスという植物染料であることを知り、実際にカリヤスを入手して料紙作りに活用しています。

地域文化への貢献
北川氏は、神奈川県を拠点に活動しており、地域の書道文化の発展にも寄与しています。また、日本書道美術館の副館長を務めるなど、書道界全体の発展にも貢献しています。

北川佳邑氏は、かな書の美しさを追求するとともに、装飾料紙の制作を通じて書と紙の調和を目指す独自の書風を確立しています。その活動は、書道界において高く評価されており、今後のさらなる活躍が期待されます。