人見恵風ひとみ

カテゴリー 絵画、書画
作品種別 書 産經国際書会
プロフィール 人見恵風(ひとみ けいふう)氏は、日本の書道界で長年にわたり活躍している著名な書家です。天真書道会の理事長を務めるほか、産経国際書会の常務理事、蕉邦会の代表など、複数の書道団体で要職を担っています。


経歴と活動
書道の道へ:人見氏は8歳の頃から深澤青蓼(せいりょう)氏に師事し、書道の基礎を学びました。師の指導方針は、あえて手本を与えず、細やかな添削によって生徒の個性と創造性を引き出すものでした。この教育方針のもとで育った人見氏は、後に師が発起人となった天真書道会や、主宰する勉強会を組織化した蕉邦会の設立にも参加しました。

地域での活動:地元の東京都練馬区では、60歳以上の区民を対象とした「寿(ことぶき)大学」の添削講座の講師を、昭和54年の開講以来、35年間続けています。当初は30人ほどの受講者でしたが、数年で700人を超える人気講座となりました。現在も約500人の受講者に対し、書家3人で添削指導を行っています。

書作と展覧会
作品の特徴:人見氏の作品は、伝統的な書法を基盤としつつも、独自の感性と表現力を持ち合わせています。例えば、第58回天真書道会展では、「不易流行」をテーマにした作品を出品し、注目を集めました。

展覧会への出品:人見氏は、蕉邦会展や天真書道会展など、数多くの展覧会に作品を出品しています。第32回蕉邦会展では、「獨木林せず」という作品を展示し、来場者の関心を集めました。

教育と後進の育成
書道教室「恵風書院」:人見氏は、滋賀県大津市にある書道教室「恵風書院」を主宰し、後進の育成にも力を注いでいます。教室では、書の名品を紹介し、鑑賞するブログ「恵風ブログ 書の名品と鑑賞」も運営しています。

教育方針:人見氏の教育方針は、師である深澤青蓼氏の影響を受け、生徒の個性と創造性を尊重するものです。手本に頼らず、細やかな添削を通じて、生徒一人ひとりの表現力を引き出す指導を行っています。

受賞歴と所属団体
受賞歴:人見氏は、宇野賞、天真賞、準天真賞など、数々の賞を受賞しています。

所属団体:天真書道会理事長、産経国際書会常務理事、蕉邦会代表など、複数の書道団体で要職を務めています。

人見恵風氏は、書道家としての活動だけでなく、教育者としても多くの人々に影響を与え続けています。その作品や指導は、伝統を重んじつつも、個性と創造性を大切にする姿勢が特徴です。