武富明子たけとみ
カテゴリー | 絵画、書画 |
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作品種別 | 書 産經国際書会 |
プロフィール | 武富明子(たけとみ あきこ)氏は、日本の著名な書道家であり、仮名書道の分野で長年にわたり活躍されています。産経国際書会の副理事長を務め、同会の発展と後進の育成に尽力されています。 経歴と書道への道 武富氏は高校2年生の時、書家・萱沼貞石氏に師事し、仮名書道の魅力に目覚めました。その後、書壇院展に毎年出品し、25歳で仮名部門の最高賞を受賞するなど、早くから才能を発揮されました。結婚と子育てのため一時書道から離れましたが、40代で活動を再開し、大字仮名作品にも挑戦するようになりました。 また、教育者としても長年にわたり活動されており、三輪田学園中高等学校で教鞭を執られていました。 作風と代表作 武富氏の作品は、繊細な細字仮名から力強い大字仮名まで幅広く、特に仮名の美しさと表現力に定評があります。第31回産経国際書展新春展では、石川啄木の歌八首を題材にした大作(縦240×横180センチ)を出品し、中央に大字仮名で二首、左右にカラフルな扇面と短冊の料紙に細字仮名で三首ずつを配置するなど、構成力と表現力が高く評価されました。 主な受賞歴と活動 産経国際書展:第2回展から出品を続け、細字作品で準大賞を2度受賞。第22回展では大字仮名作品で会長賞を受賞。 第41回産経国際書展(2024年):最高賞である高円宮賞を受賞し、贈賞式では高円宮妃久子さまから賞状などが贈られました。 現在の活動と理念 武富氏は、「こだわりを持って、人をひきつけられる作品を書きたい」と語り、常に新しい表現を追求されています。産経国際書会の副理事長として、国内外の書道展での審査や後進の指導にも積極的に取り組んでおられます。 武富明子氏は、仮名書道の伝統を守りつつ、新たな表現にも挑戦し続ける姿勢で、多くの書道愛好者や後進に影響を与えています。その作品は、繊細さと力強さを兼ね備え、見る者の心を打つ魅力があります。 |