岩井秀樹いわいひでき

時代 昭和30年〜
標準発表価格 620,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 書 現代作家・仮名作家
プロフィール 師 東山一郎
東京都出身。


岩井秀樹(いわい ひでき)氏は、日本の書道界で活躍する「かな書」の専門家であり、教育者としても著名な人物です。その作品は平安時代の古筆の美を現代に伝えるものであり、国内外で高く評価されています。

経歴と活動概要
生年:1955年、東京都生まれ
学歴:慶應義塾大学文学部社会学科卒業
師事:書家・東山一郎氏に師事し、「かな書」を学ぶ
所属・役職:
日展準会員
読売書法会常任理事(企画委員・審査員)
謙慎書道会常任理事(審査員)
静心書学会副会長
東龍文会会長
聖徳大学文学部教授(書道文化コース主任)
朝日カルチャーセンター新宿校講師

岩井氏は、東京都立川市を拠点とする「東龍文会」や、飯田橋・渋谷での教室を通じて、初心者から上級者まで幅広い層に「かな書」の指導を行っています。
静心書学会 | 初めての方から展覧会作品制作まで

主な受賞歴と作品
日展特選:2017年、2021年の2度受賞。特に2021年の作品「定家 月のうた」は、藤原定家の月の歌を題材にした巻子本形式の作品で、「雲間の月の如き美しさ」と評されました。
読売書法展準大賞:2度受賞。
作品展「雪・月・花」:2022年12月、銀座 蔦屋書店にて開催。西行、藤原定家、道元の歌を題材に、日本の四季を表現した作品を展示しました。

公的活動と社会貢献
2023年8月、熊本県阿蘇市に建立された今上天皇の御製碑の揮毫を担当しました。この御製は、2007年に皇太子時代の陛下が阿蘇山を訪れた際の感動を詠んだ和歌であり、岩井氏の筆によって石碑に刻まれました。

教育者としての取り組み
聖徳大学では、書道文化コースの主任教授として、学生に対して「かな書」の技術と精神を指導しています。また、朝日カルチャーセンター新宿校でも講師を務め、一般の受講生にも書道の魅力を伝えています。

静心書学会 | 初めての方から展覧会作品制作まで

岩井秀樹氏は、伝統的な「かな書」の美を現代に伝えるとともに、教育者として後進の育成にも力を注いでいます。その活動は、書道界のみならず、日本文化全体の発展にも寄与しています。