山田勝香やまだしょうこう

時代 大正10年〜
標準発表価格 730,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 書 現代作家・仮名作家
プロフィール 師 田中塊堂
愛知県出身。

山田勝香(やまだ しょうこう、1920年生まれ)は、日本の書道界を代表する女流書家の一人であり、特に仮名書の分野で高い評価を受けています。その繊細で優美な書風は、多くの書道愛好者や後進の書家たちに影響を与えています。

経歴と師事
出生:1920年、愛知県尾西市(現・一宮市)に生まれる。
本名:多津子。
師事:書道家であった夫の遺志を継ぎ、1953年(昭和28年)に田中塊堂に師事。

主な受賞歴と役職
受賞歴:
大阪市文化功労賞
国際芸術文化賞
文化庁地域文化功労者文部大臣賞

役職:
日展会員
日本書芸院顧問
読売書法会常任理事

書風と作品
山田勝香の書風は、古筆に基づきながらも独自の感性を取り入れた、繊細で品格のある仮名書が特徴です。自然や人生の情景を詩情豊かに表現されています。また、田中塊堂の「美術としての書」を継承しつつ、独自の世界を築き上げました。


展覧会と活動
個展:2002年(平成14年)、書業60年を記念して「山田勝香展」を開催。
遺作展:2022年4月16日から5月22日まで、やかげ郷土美術館にて遺作展が開催され、生前に寄贈された作品113点の中から代表作約40点が展示されました。

山田勝香は、書道界において長年にわたり多大な貢献をされており、その功績は多くの人々に影響を与えています。その作品や活動は、今後も多くの人々に親しまれ、書道文化の発展に寄与し続けることでしょう。