米本一幸よねもといっこう

カテゴリー 絵画、書画
作品種別 書 現代作家・仮名作家
プロフィール 師 幹一
東京都出身。

米本一幸(よねもと いっこう)先生は、日本の書道界において長年にわたり活躍されている著名な書家であり、特に仮名書の分野で高い評価を受けています。その優雅で流麗な書風は、多くの書道愛好者や後進の書家たちに影響を与えています。


経歴と主な役職
生年:1927年生まれ。
主な役職:
毎日書道会 常任顧問
全日本書道連盟 参与
あきつ会 会長
かな書道作家協会 名誉顧問

書風と代表作品
米本先生の書風は、古典に基づきながらも独自の感性を取り入れた、繊細で品格のある仮名書が特徴です。自然や人生の情景を詩情豊かに表現されています。

「大夕焼」:五島列島を訪れた際に詠んだ自作の句「この海を國のはてとし大夕焼」を書にした作品で、自然の雄大さと感動を表現しています。

「不二」:北原白秋の歌「雪しろくいとど晴れたれ御殿場の真上の不二はひくく厚くみゆ」を題材に、コロナ禍においても変わらぬ富士の清らかさを表現した作品です。

「小松の丘」:若山牧水の歌「秋日さすまばら小松のをかごしに磯あらふ浪のひねもすきこゆ」を書にした作品で、自然の情景を繊細に描いています。
所美
出版物と展覧会
「第3回 米本一幸書展 作品集」:2000年に開催された個展の作品集で、米本先生の書作をまとめた貴重な資料です。
公証人合同協会
教育と後進の育成
米本先生は、書道団体「あきつ会」の会長として、後進の育成にも尽力されています。また、仲田史氏(毎日書道展審査会員、かな書道作家協会理事)は、米本先生に師事されており、その教えを受け継いでいます。


米本一幸先生は、書道界において長年にわたり多大な貢献をされており、その功績は多くの人々に影響を与えています。今後もその活動に注目が集まることでしょう。