吉川美恵子よしかわみえこ
カテゴリー | 絵画、書画 |
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作品種別 | 現代書家・漢字作家 青丹会 |
プロフィール | 吉川美恵子(よしかわ みえこ)さんは、日本の書道界で高い評価を受ける書家であり、教育者としても長年にわたり活躍されています。 略歴と経歴 生年:1948年 出身地:奈良県 学歴:奈良教育大学 教育学部 特設書道科 卒業(1971年) 職歴: 奈良県内の高校で書道教師として勤務 奈良教育大学 教育学部美術教育講座 特任教授 所属団体: 日展 会員 読売書法会 常任理事 日本書芸院 常務理事 全日本書道連盟 評議員 全国書美術振興会 評議員 書風と作品 吉川さんは「かな書」の分野で特に知られており、古典に立脚した品格ある書を追求しています。作品では「余白の美しさ」を重視し、文字と空間の調和を大切にされています。代表作の一つ「春 夏 秋 冬」では、道元の詩を題材に、四季の移ろいを繊細に表現しています。 青丹会と地域活動 吉川さんは、かな書道団体「青丹会」の会長を務め、奈良を拠点に活動しています。青丹会は、古都奈良の文化を背景に、会員同士が切磋琢磨しながら個性を磨くことを理念としています。毎年開催される「青丹会書展」では、万葉集や古今和歌集を題材にした作品が展示され、多くの来場者を魅了しています。 受賞歴と評価 2000年:第32回日展 特選「わが情」 2004年:第36回日展 特選「秋萩」 2005年:奈良新聞文化賞(書の追究と書道教育の振興) これらの受賞歴は、吉川さんの書道家としての卓越した技術と教育者としての貢献を示しています。 吉川美恵子さんは、書道の技術だけでなく、その精神性や教育への情熱でも多くの人々に影響を与えています。今後も、かな書道の発展と後進の育成に尽力されることでしょう。 |