奥田元宋おくだげんそう
時代 | 1912〜2003年 |
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標準発表価格 | 2,500,000 円 |
カテゴリー | 掛け軸,絵画、書画 |
作品種別 | 現代日本画家 |
プロフィール | 奥田 元宋(おくだ げんそう)は、日本画家、日本芸術院会員。本名は奧田 嚴三(おくだ げんぞう)。妻の奥田小由女は人形作家、日本芸術院会員。 高山 辰雄(たかやま たつお, 1912-2007)について 概要 高山辰雄は、戦後日本を代表する日本画家の一人であり、深い精神性と哲学的な世界観を表現した作品で知られています。日本画の伝統を踏襲しつつも、西洋の表現技法も取り入れた独自の作風を確立しました。 経歴と功績 1912年(大正元年):大分県大分市に生まれる。 1931年(昭和6年):東京美術学校(現・東京藝術大学)に入学、日本画を学ぶ。 1937年(昭和12年):帝展に初入選し、画壇デビュー。 1947年(昭和22年):戦後の日本画壇を牽引する「創造美術」の創立に参加。 1958年(昭和33年):「新日展(現・日展)」で日本芸術院賞を受賞。 1967年(昭和42年):日本芸術院会員となる。 1982年(昭和57年):文化功労者に選出。 1988年(昭和63年):文化勲章を受章。 2007年(平成19年):94歳で逝去。 作風の特徴 1. 精神性の探求 高山辰雄の作品は、単なる風景や人物画ではなく、内面の世界や精神性を深く追求したものが多いです。彼は「見えるものだけでなく、見えないものを描く」ことを意識し、目に見えない世界や魂の存在を絵画で表現しました。 2. 柔らかな色彩と幻想的な雰囲気 彼の作品は、輪郭をはっきり描かず、ぼんやりとした幻想的な雰囲気を持つものが多いです。淡い色調と柔らかな筆致で、静かで深遠な世界観を生み出しています。 3. 日本画と西洋美術の融合 日本画の伝統技法を用いながらも、マチエール(画面の質感)を重視するなど、西洋美術の影響も強く受けています。 代表作品 作品名 制作年 特徴 行く春 1958年 ぼんやりとした幻想的な雰囲気の中に、生命の流れを表現 朝 1964年 柔らかい色彩で描かれた人物像、精神性の探求が感じられる 星の降る夜 1973年 天体や宇宙的なイメージを取り入れた抽象的な作品 生々流転 1980年 自然の中にある生命の循環をテーマにした代表作 遥かなるもの 1990年 彼の晩年の作品で、精神的な深みがさらに増している 影響と評価 高山辰雄は、東山魁夷や杉山寧とともに「日展三山」と称され、日本画壇の中心的存在でした。 彼の作品は日本国内のみならず、海外でも高く評価され、多くの美術館に収蔵されています。 文化勲章を受章したことで、その芸術的価値が国によっても認められました。 作品を鑑賞できる美術館 大分市美術館(大分県):高山辰雄の多くの作品を所蔵。 東京国立近代美術館(東京都):代表作を所蔵。 京都国立近代美術館(京都府):高山辰雄の作品が展示されることがある。 まとめ 高山辰雄は、日本画の伝統を守りながらも独自の哲学的な世界観を築き、見る者の内面に語りかける作品を生み出しました。彼の作品は、視覚的な美しさだけでなく、精神的な深みを感じさせるものが多く、まさに「魂の画家」といえるでしょう。興味があれば、ぜひ美術館で実物を鑑賞してみることをおすすめします! |