樋口紫水ひぐちしすい

時代 昭和24年〜
標準発表価格 490,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 現代書家・漢字作家
プロフィール 師 今井凌雪 
大分県出身。

樋口紫水(ひぐち しすい)氏は、大分県佐伯市を拠点に活動する著名な書道家であり、書道団体「芳山書院(ほうざんしょいん)」の代表を務めています。彼の活動は、地域の書道文化の発展と後進の育成に大きく貢献しています。

芳山書院と教育活動
芳山書院は、大分県佐伯市および大分市に教室を開設し、幼稚園児から一般、研究部まで幅広い年齢層を対象に書道教育を行っています。毎年3月末には「芳山書院書作展」を開催し、門下生の作品を展示しています。第34回展では、樋口氏が北魏時代の書家・鄭道昭の「論経書詩」を全臨し、その技術と芸術性を披露しました。

書風と代表作
樋口氏の書風は、力強さと繊細さを兼ね備えたものであり、特に漢字の構成美と筆致の表現力に定評があります。彼の作品「義理・道徳」は、依頼者の人生哲学を表現したものであり、依頼から完成まで半年以上を要した渾身の作です。この作品は、依頼者にとって心の支えとなり、その芸術性と精神性の高さが評価されています。

地域文化への貢献
樋口氏は、地域の文化振興にも積極的に取り組んでいます。「大分の書を求める豊墨会」では、個展「樋口紫水の世界」を開催し、県内の書道界を牽引する存在として活動しています。