加藤寒月かとうかんげつ

時代 昭和14年〜
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 現代書家・漢字作家
プロフィール 師 天石東村・岡田契雪

加藤寒月(かとう かんげつ)氏は、日本の書道界で長年にわたり活躍されている書家であり、特に大分県別府市を拠点に活動されています。その功績は地域文化の振興や書道教育の発展に大きく寄与しています。

書道家としての活動
日本書芸院展への出品:加藤氏は、日本書芸院展の第75回(2021年)や第77回(2023年)などに参与として作品を出品されており、同展の役員展にも名を連ねています。

県美協書道部の別府支部展:2024年12月に開催された大分県美術協会書道部の別府支部展では、加藤氏の作品「竹田之詩」が展示され、多くの来場者の注目を集めました。

書道教育と地域貢献
大分県習字の講師:加藤氏は、大分県書道教育研究会(大分県習字)において、中央講師として条幅講習会の手本作成を担当されています。その指導は、地域の書道教育の質の向上に貢献しています。
大分県習字
別府市立別府西中学校への貢献:2021年、加藤氏は別府市立別府西中学校の校歌の揮毫を担当されました。自身が通っていた旧西小学校の跡地に建てられた同校への関わりを「うれしいこと」と述べ、生徒たちへの思いを込めて書かれたそうです。

著作活動
句集『花のつぶやき』:加藤氏は、植物をテーマにした196句を収録した句集『花のつぶやき』を出版されています。草花の生き様を愛情と畏敬の念をもって詠んだ作品集であり、自然への深い洞察が感じられます。

加藤寒月氏は、書道家としての技術だけでなく、教育者としての情熱や地域文化への貢献を通じて、多くの人々に影響を与え続けています。その活動は、書道を通じた人間形成や地域社会の発展に寄与しており、今後のさらなる活躍が期待されます。