鎌倉秀雄かまくらひでお

時代 1930年〜(昭和5年)
標準発表価格 440,000 円
カテゴリー 掛け軸,絵画、書画
作品種別 現代日本画家
プロフィール 東京都出身。師匠:安田靫彦

初入選:昭和26(1951)年再興第36回日本美術院展覧会(以下「院展」)《黒い犬と静物》

日本美術院賞(大観賞):

昭和53(1978)年再興第63回院展《乳糜供養》

昭和56(1981)年再興第66回院展《追想王妃の谷》

同人推挙:昭和56(1981)年11月24日


鎌倉 秀雄(かまくら ひでお、1930年10月27日生まれ、2017年3月14日逝去)は、昭和から平成にかけて活躍した日本画家です。東京・麹町に生まれ、間もなく田端に転居しました。父は型絵染の人間国宝である鎌倉芳太郎、母は帝展洋画部で活躍した山内静江という芸術的な家庭環境で育ちました。
東京文化財研究所

経歴と活動

師事と初入選:1946年、安田靫彦に師事し、1951年の第36回日本美術院展覧会(院展)に「黒い犬と静物」を出品し、初入選を果たしました。
東京文化財研究所
海外取材と受賞歴:1972年に初めてインドを訪れ、その後もインドやエジプトなどを取材し、これらの文化や風景を題材にした作品を多く制作しました。1978年の「乳糜供養」や1981年の「追想王妃の谷」で日本美術院賞を受賞し、1987年には「阿修羅」で文部大臣賞、1989年には「鳳凰堂」で内閣総理大臣賞を受賞しています。
東京文化財研究所
日本美術院での活動:1981年に日本美術院同人に推挙され、その後、監事や常務理事、業務執行理事などを歴任し、院の運営にも貢献しました。
東京文化財研究所
作風と主な作品

鎌倉秀雄の作品は、インドやエジプトの文化、仏教美術、日本の伝統美など、多岐にわたるテーマを扱っています。代表作には「乳糜供養」「追想王妃の谷」「阿修羅」「鳳凰堂」などがあります。
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晩年と死去

晩年には、舞妓や古寺、仏像など日本の伝統的な美をテーマにした作品を多く手掛けました。2017年3月14日、呼吸不全のため86歳で逝去しました。
東京文化財研究所

鎌倉秀雄の作品は、東京国立近代美術館などに所蔵されており、その独特の美意識と技法で多くの人々に親しまれています。