小泉移山こいずみいざん

標準発表価格 570,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 現代書家・漢字作家
プロフィール 東京都出身。

小泉移山(こいずみ いざん)氏は、1957年(昭和32年)東京都江戸川区生まれの書道家であり、全日本書芸文化院の運営総務を務めるとともに、茜書道会の代表として活動しています。


経歴と師事
小泉氏は、田中柳雨、金満総峰、鈴木天城の各氏に師事し、書の研鑽を積んできました。現在は、公益財団法人独立書人団の審査会員・運営委員、一般財団法人毎日書道会の審査会員を務めるなど、書道界で広く活躍しています。

茜書道会と教育活動
茜書道会は、小泉氏が主宰する書道教室で、東京都江戸川区内に西葛西、中葛西、南葛西の3教室を展開しています。会員数はカルチャー・サークルを含めて約418名にのぼり、一般部では漢字・かな・ペン字、学生部では毛筆・硬筆の指導を行っています。初心者から師範取得を目指す方まで、幅広い層に対応した指導が特徴です。


また、江戸川区社会福祉協議会の委嘱講師として、実用ペン字や筆ペンの講座も担当しています。

書と音楽の融合
小泉氏は、書道と音楽を融合させた独自の表現活動にも取り組んでいます。茜書道会のメンバーとともにバンド「赤音(あかね)」を結成し、書作品と音楽を組み合わせた作品をYouTubeで公開しています。代表作には「廻」「暗黒」「空」などがあり、書と音楽の新たな可能性を追求しています。


これらの作品は、全日本書芸文化院の公式X(旧Twitter)アカウントでも紹介されており、書道界における新しい試みとして注目を集めています。


書道講習会と地域貢献
小泉氏は、地域での書道普及にも力を入れており、江戸川区内の葛西区民館で開催される「満潮書道会」では、月2回のペン字講座を担当しています。この講座では、姿勢や執筆法、基本点画、楷書や行書の特徴、年賀状の書き方など、実用的な内容を丁寧に指導しています。


作品と展示
小泉氏の作品は、全書芸展などの書道展で展示されており、特に淡墨を用いた作品が高く評価されています。例えば、第50回全書芸展では、4種類の墨を手で調合して制作した大作が注目を集めました。


小泉移山氏は、伝統的な書道の技術と精神を継承しつつ、音楽との融合や地域での教育活動を通じて、書道の新たな可能性を探求し続けている書家です。