小山硬おやまかたし

時代 1934年〜(昭和9年)
標準発表価格 770,000 円
カテゴリー 掛け軸,絵画、書画
作品種別 現代日本画家・院展系
プロフィール 熊本県出身。師匠:前田青邨

初入選:昭和36(1961)年再興第46回日本美術院展覧会(以下「院展」)《潮(網)》

日本美術院賞(大観賞):

昭和46(1971)年再興第56回院展《天草》

昭和53(1978)年再興第63回院展《洗礼》

同人推挙:昭和54(1979)年12月11日

小山 硬(おやま かたし、1934年11月2日生まれ)は、日本の日本画家であり、熊本県宇土市出身です。幼少期に満州へ移住し、戦後は山形県酒田市で中学時代を過ごし、その後東京に移りました。
アガティ

学歴と師事

1961年、東京藝術大学美術学部日本画科を卒業し、1963年に同大学専攻科を修了しました。在学中より前田青邨に師事し、彼の最後の弟子として学びました。
えぎぬ

受賞歴と活動

1961年の第46回日本美術院展覧会(院展)に初入選して以来、数々の賞を受賞しています。主な受賞歴は以下の通りです:

1970年:院展で奨励賞受賞
1971年:第56回院展で大観賞受賞
1973年:第2回山種美術館賞展で優秀賞受賞
1978年:第63回院展で再び大観賞受賞
1981年:第66回院展で文部大臣賞受賞
1988年:第73回院展で内閣総理大臣賞受賞
また、1979年には日本美術院同人に推挙され、愛知県立芸術大学の助教授、教授を歴任し、現在は同大学の名誉教授を務めています。
えぎぬ

作風と主な作品

小山硬の作品は、歴史や宗教をテーマにしたものが多く、特に「天草シリーズ」ではキリシタンの伝統と信仰の姿を描いています。また、富士山を題材にした作品も多く手掛けており、代表作には「駿河富士」や「春雪富士」などがあります。
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展覧会

2017年には、名都美術館で画業60年を記念した展覧会が開催され、新収蔵品を含む約60点の作品が展示されました。
MEITO

小山硬の作品は、伝統的な日本画の技法を基盤としながらも、独自の視点で歴史や自然を描き、多くの人々に感動を与え続けています。