種谷萬城たねやばんじょう

時代 昭和27年〜
標準発表価格 630,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 現代書家・漢字作家
プロフィール 師 種谷扇舟
千葉県出身。

種谷萬城(たねや ばんじょう)氏は、日本の著名な書家であり、書道教育者としても広く知られています。1952年に千葉県千葉市で生まれ、父・種谷扇舟(1914~2004)に師事し、書の道を歩み始めました。東京教育大学(現・筑波大学)を卒業後、1989年から2年間、中国・北京大学に留学し、書道の研鑽を積みました。

活動と役職
種谷氏は、以下のような役職を務め、書道界で幅広く活躍しています:

毎日書道展審査会員
公益財団法人 書道芸術院 理事
日中友好協会 参与
白扇書道会 理事長
扇筆会 主宰

また、千葉市内で書道教室を主宰し、後進の育成にも力を注いでいます。

国際的な活動
種谷氏は、書道を通じた国際交流にも積極的に取り組んでいます。特に中国との交流が深く、北京国際書法双年展には第1回から第5回まで連続して参加し、行草書作品「花酒吟詠」を出展しました。この作品を通じて、文人の風雅な世界観を表現し、日中両国の文化交流の架け橋となっています。

書道団体と教育活動
種谷氏は、父・種谷扇舟が1952年に設立した「白扇書道会」の理事長として、書道の普及と教育に尽力しています。同会は、書を通じて豊かな人間性を育むことを目的としており、毎年展覧会を開催しています。


書の学びと指導理念
種谷氏は、書の学びについて「多種多様な書の古典に関心を持ち、研究を深めることが大切」と述べています。彼は、臨書から倣書、そして創作へと進む過程を重視し、さまざまな書体で「和」の文字を書く実演を通じて、その学びの方法を示しています。