江上瓊山えがみけいざん

時代 大正時代
カテゴリー 絵画、書画,掛け軸
作品種別 日本画
プロフィール 南画家。長崎県生。名は景逸、字は古希。長谷川晋斎・守山湖颿に師事し、のち元・明諸名家を臨摸してその技を極め、また書も能くした。京都に住した。大正13(1924)歿、63才。

江上瓊山(えがみ けいざん、1862年〈文久2年〉—1924年〈大正13年〉)は、明治から大正時代にかけて活躍した南画家・書家です。長崎市東中町の唐津藩邸に生まれ、名は景逸(けいいつ)、字は希古(きこ)、号は瓊山、別号に墨隠、数峰道人などがあります 。

経歴と活動
江上瓊山は、長崎で南画を守山湘帆に、書を岡田篁所に学びました。その後、京都に移住し、京都絵画専門学校を卒業しました。彼は、富岡鉄斎や犬養毅らと交流があり、明治天皇・皇后への献上画「四君子四幅対」を揮毫するなど、宮廷画家としても活動しました 。

作風と代表作
江上瓊山の作品は、南画の伝統を受け継ぎつつも、独自の詩情と筆致で知られています。代表作には「萬竿烟雨図」や「雪中山水図」などがあり、これらの作品は現在も古美術市場で高く評価されています。

現在の評価と市場動向
江上瓊山の作品は、現在でもオークションや古美術市場で取引されています。例えば、Yahoo!オークションでは、彼の作品が平均約11,431円で落札されており、最高で32,699円の価格がついた例もあります 。

江上瓊山は、明治から大正時代の南画界において重要な役割を果たした画家であり、彼の作品は現在でも多くの人々に愛されています。彼の作品を通じて、当時の日本の美術や文化に触れることができるでしょう。