岩田海道いわたかいどう

時代 昭和27年〜
標準発表価格 600,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 現代書家・漢字作家
プロフィール 師 蒼韻
北海道出身。

岩田海道(いわた かいどう)氏は、日本の現代書道界を代表する書家の一人であり、その卓越した技術と教育活動により高い評価を受けています。


経歴と所属
1952年生まれ
大東文化大学中国文学科卒業
日展準会員
読売書法会常任理事
日本書芸院常務理事
全国書美術振興会評議員
岩田氏は、これらの団体において要職を務め、日本の書道界の発展に寄与しています。

主な作品と受賞歴
日展特選受賞:2011年の第43回日展・第5科「書」において、作品「轍(わだち)」で特選を受賞しました。
「日本の書200人選」出展:東京2020大会を記念した展覧会に、作品「道州」を出展。

これらの作品は、岩田氏の深い書道観と技術の高さを示しています。

教育活動と後進の育成
岩田氏は、福岡市中央区の福岡書道会本部で書道教室を主宰し、毛筆芸術書道の指導を行っています。高校生から大人までを対象に、書の美しさや楽しさを伝える教育活動に力を注いでいます。


また、多くの弟子を育てており、例えば松丸濤山(まつまる とうざん)氏は、8歳から岩田氏に師事し、後に日展会友や読売書法会理事として活躍しています。


公開揮毫と普及活動
2018年には、九州国立博物館で開催された特別展「王羲之と日本の書」において、席上揮毫を披露しました。このイベントでは、観客の前で書を揮毫し、その技術と芸術性を広く紹介しました。


岩田海道氏は、書道の伝統を守りつつ、現代における書の可能性を追求し続ける書家として、多方面で活躍しています。その作品や教育活動を通じて、多くの人々に書道の魅力を伝えています。