石井金陵いしいきんりょう
時代 | 大正時代 |
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カテゴリー | 絵画、書画,掛け軸 |
作品種別 | 日本画 |
プロフィール | 南画家。備前生。名は俊、字は君明。初め浦上春琴のち古市金峨・岡本秋暉に学ぶ。篆刻にも秀でる。岡山県絵画会副会頭・大阪絵画会顧問。大正15年(1926)歿、85才。 石井金陵(いしい きんりょう、1842年9月29日 – 1926年11月19日)は、明治から大正時代にかけて活躍した日本の南画家であり、岡山県出身の文人画壇の重鎮として知られています。 基本情報 本名:石井 俊(いしい しゅん) 字(あざな):君明(くんめい) 出生地:備前国西大寺(現在の岡山県) 師匠:古市金峨、岡本秋暉 没年:1926年(大正15年)11月19日 経歴と活動 石井金陵は、古市金峨や岡本秋暉に師事し、南画の技法を学びました。各地を遊歴して画技を磨いた後、故郷の岡山に戻り、多くの門人を育てました。明治36年(1903年)には大阪に移り、天王寺北山町・小宮町に画房「桃谷山荘」を構え、大阪文人画壇の長老と称されました。また、岡山県絵画会副会長や大阪絵画会顧問などを務め、地域の美術発展に寄与しました。 作風と代表作 石井金陵は、南画の伝統を受け継ぎながらも、独自の表現を追求しました。彼の作品は、山水画や花鳥画、人物画など多岐にわたり、繊細な筆致と詩情豊かな構図が特徴です。代表作としては、「萩に香魚図」や「秋景山水図」などがあり、現在もオークションや美術展で高い評価を受けています。 関連情報 石井金陵の作品は、現在もオークションや美術展で取引されており、近年の落札価格は1,100円から38,500円まで幅広く、平均で約8,000円程度となっています。 彼の作品は、南画の伝統を継承しつつも、独自の詩情豊かな表現で、多くの人々に感銘を与え続けています。 石井金陵は、明治から大正時代にかけての日本画壇において、南画の伝統を守りながらも独自の表現を追求した画家として、高く評価されています。彼の作品は、現在も多くの人々に親しまれており、日本美術の魅力を伝える貴重な存在となっています。 |