平松紫雲ひらまつしうん

時代 昭和11年〜
標準発表価格 670,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 現代書家・漢字作家
プロフィール 師 蒼韻
愛知県出身。

平松紫雲(ひらまつ しうん)先生は、日本の書道界で長年にわたり活躍された著名な書家です。その作品は、古典に根ざした穏健中正な書風で知られ、多くの書道愛好家や後進の指導者たちに影響を与えました。

経歴と業績
日展準会員:平松先生は、日本最大級の美術展覧会である「日展」の準会員として活動されました。第9回日展には、漢字作品「千里の行も」を出品されています。

読売書法展 読売大賞受賞:2001年(第18回)読売書法展において、最高賞である「読売大賞」を受賞され、その実力が高く評価されました。

展覧会への出展:徳川美術館で開催された特別展「良寛さん その人と書」や、名古屋での「圓融書展」など、数多くの展覧会に出展され、その作品は多くの人々に親しまれました。

書風と作品
平松先生の書風は、古典に基づいた穏健中正なスタイルで、特に漢字作品においてその美しさが際立っています。また、書道用具の監修にも携わり、書道筆「濫觴(らんしょう)青」や「元林」など、上級者向けの筆の開発にも貢献されました。

逝去と追悼
平松紫雲先生は、2023年に88歳で逝去されました。その訃報は多くの関係者に惜しまれ、知多市産業文化会館では「平松紫雲遺墨展」が開催され、先生の遺作が展示されました。

平松紫雲先生の作品や書風は、現在も多くの書道愛好家に影響を与え続けています。その功績を偲び、今後も先生の作品や教えが広く伝えられていくことを願ってやみません。