小原道城こはらどうじょう

時代 昭和14年〜
標準発表価格 800,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 現代書家・漢字作家
プロフィール 北海道出身。

小原道城(こはら どうじょう)氏は、北海道札幌市を拠点に活動する著名な書家・水墨画家であり、書道教育者、書道文化の振興者としても広く知られています。1939年、北海道栗山町に生まれ、青沼秀鳳、金丸梧舟両氏に師事しました。その後、北海道学芸大学札幌分校美術科書道専攻を卒業し、書道の道を歩み始めました。


主な役職と活動
国際書道協会 会長
毎日書道会 顧問
小原道城書道美術館 代表理事
日本書道評論社 代表取締役
月刊書道誌『書の研究』 代表
北海道書道連盟 顧問
元 東北師範大学(中国) 客員教授
これらの役職を通じて、国内外での書道の普及と発展に尽力してきました。

小原道城書道美術館
2013年8月、札幌市中央区に「小原道城書道美術館」を開館しました。この美術館は、書道文化の普及と教育を目的として設立され、以下のような特徴があります:


収蔵作品数:中国の明・清時代から現代の書、日本の江戸時代から平成までの書、水墨画、拓本、文房四宝など、約2,000点以上を所蔵。
展示内容:定期的に企画展を開催し、書道の魅力や歴史を紹介。
教育活動:書道教室やワークショップを通じて、書道の技術と精神を次世代に伝える活動を行っています。

書道教育と後進の育成
小原氏は、書道教育にも力を注いでおり、札幌市内で複数の書道教室を主宰しています。これらの教室では、初心者から上級者まで幅広い層を対象に、漢字、かな、ペン字、実用書道など多岐にわたる指導を行っています。また、通信教育や日本書道アカデミーを通じて、全国の書道愛好者への教育活動も展開しています。

著書と作品集
小原氏は、書道に関する多くの著書や作品集を出版しており、その中でも『書画一如の世界』は、書と水墨画の融合をテーマにした代表的な作品集として知られています。また、月刊誌『書の研究』を通じて、書道の技術や理論、作品紹介などを広く発信しています。


受賞歴と社会的評価
小原氏の功績は多方面で評価されており、以下のような賞を受賞しています:

文部大臣奨励賞:1989年、全道書道展において受賞。
札幌市民文化奨励賞:1995年、書道教育と文化振興への貢献が評価され受賞。
北海道文化奨励賞:2000年、北海道における文化活動への貢献が認められ受賞。

小原道城氏は、書道の技術だけでなく、その精神や文化的価値を広く伝える活動を続けており、現代書道界において重要な存在となっています。その活動は、国内外での展覧会や教育活動を通じて、今後も多くの人々に影響を与え続けることでしょう。