井野吟紅いのぎんこう

時代 昭和12年〜
標準発表価格 780,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 現代書家・漢字作家
プロフィール 師 提山
愛知県出身。

井野吟紅(いの ぎんこう)氏は、愛知県高浜市を拠点に活動する著名な書家であり、地域文化の振興にも尽力されています。


経歴と所属
独立書人団参事 (公益財団法人独立書人団)
毎日書道会参与会員 (一般財団法人毎日書道会)
日展入選22回 (日本最大級の美術展覧会)
元・愛知県立高浜高等学校書道講師

高校時代に書道教諭の戸田提山氏と出会い、その勧めで文化功労者の手島右卿氏にも師事しました。以後、独立書道展、日展、毎日書道展などで活躍されています。

作風と作品
井野氏の作品は、伝統的な書法を基盤としながらも、現代的な感性を取り入れた独自の表現で知られています。例えば、独立書人団の作品ギャラリーには「蝶」や「凛」といった作品が掲載されており、力強さと繊細さを兼ね備えた作風が特徴です。

また、2024年11月30日から開催された「館蔵品展 美術鑑賞の『さしすせそ』」では、青墨で書かれた大作「甍」を出品し、注目を集めました。

地域活動と教育
井野氏は、地域文化の振興にも積極的に取り組んでいます。高浜市内の「鬼のみち」や「かわら美術館」の玄関、県立高浜高校の正門など、市内の各所に作品が展示されています。


また、井野書道教室を主宰し、約半世紀にわたり多くの子どもたちに書の魅力を伝えてきました。教室では、子どもから一般の方まで幅広い年齢層を対象に指導を行っており、地域の書道教育に貢献しています。

井野吟紅氏は、書道の伝統を守りつつも、新たな表現を追求する姿勢で、多くの人々に感動を与え続けています。彼の作品を通じて、日本の書道の奥深さと美しさを感じ取ることができるでしょう。