仲村進なかむらすすむ

時代 1929〜2004年
カテゴリー 掛け軸,絵画、書画
作品種別 現代日本画家
プロフィール 仲村進(なかむら・すすむ)
1929年 長野県出身
1973年 第5回日展特選
1979年 第11回日展特選
1981年 第6回山種美術館賞展大賞
1984年 第16回日展日展会員賞
1994年 第26回日展内閣総理大臣賞

仲村 進(なかむら すすむ、1930年生まれ)は、長野県飯田市松尾出身の日本画家です。国民学校高等科を卒業後、満蒙開拓少年義勇軍に志願し、旧満州で開拓に従事しました。太平洋戦争末期、ソ連軍の進駐により退去を余儀なくされ、過酷な逃避行の末に本土へ帰還しました。戦後は郷里に戻り、農業に従事しながら日本画の制作を続けました。
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初期には新制作協会日本画部に作品を出品し、第23回新制作協会展で「郷愁」が入選しています。その後、高山辰雄氏の指導を受け、日展で活躍しました。第9回新日展では「陶工」が初入選を果たし、以降も日展での活動を続けました。
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仲村氏の作品は、厚塗りの技法を用いた重厚な作風が特徴で、農村の風景や人々の生活をテーマに描いています。代表作には「若葉の季」や「地の祈り」などがあり、これらの作品は日本の農村の情景を温かく表現しています。

彼の作品は、飯田市美術博物館などに収蔵されており、地元の文化に貢献しています。また、オークションや画廊でも彼の作品が取り扱われており、その芸術性は高く評価されています。