竹重秀治たけしげひでなお

カテゴリー 陶磁器全般
作品種別 日展第四科工芸美術五科書
プロフィール 竹重秀治(たけしげ ひでじ)さんは、山口県光市を拠点に活動する現代陶芸作家であり、自然の生命力や植物の芽生えをテーマにした有機的な造形作品で知られています。その作品は、抽象的でありながらも自然の息吹を感じさせる独特のフォルムと質感を持ち、国内の主要な工芸展で高い評価を受けています。

主な受賞歴と展覧会
第59回日本現代工芸美術展(2021年)
代表作「芽生える(種に祈るⅡ)」が現代工芸賞を受賞しました。この作品は、種子の内に秘められた生命の力を象徴的に表現しており、竹重さんの代表作の一つとされています。

個展「竹重秀治作陶展―芽生えるものたち」
2022年1月から6月にかけて、山口県周南市の郷土美術資料館・尾崎正章記念館にて開催されました。展示では、植物の芽生えをテーマにした大作が並び、観る者に自然の力強さと繊細さを感じさせる内容となっていました。

作風と特徴
竹重さんの作品は、植物の種子や芽生えをモチーフにした抽象的なフォルムが特徴です。赤土や白土を用いた滑らかな曲線の造形は、自然の生命力や成長の過程を感じさせます。また、表面の質感や色合いにも細やかな工夫が施されており、観る者に深い印象を与えます。

竹重秀治さんの作品は、自然と人間の関係性や生命の尊さを問いかけるものであり、多くの人々に感動を与えています。今後の活動にも注目が集まっており、展覧会情報などをチェックして、ぜひその作品に触れてみてください。