二代清信にだいきよのぶ
時代 | 江戸時代 |
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カテゴリー | 掛け軸,絵画、書画 |
作品種別 | 浮世絵 |
プロフィール | 二代目 鳥居清信(にだいめ とりい きよのぶ、元禄15年〈1702年〉? - 宝暦2年6月1日〈1752年7月11日〉)とは、江戸時代中期の浮世絵師。 二代鳥居清信(にだい とりい きよのぶ、1702年頃? – 1752年または1760年以降)は、江戸時代中期に活躍した浮世絵師で、鳥居派の二代目当主とされています。初代鳥居清信の三男とされ、通称は庄兵衛。一部では、二代目鳥居清倍(とりい きよます)と同一人物とする説もあります。 作風と技法 二代清信は、主に漆絵、紅摺絵(べにずりえ)、肉筆浮世絵を制作しました。彼の作風は、初代清信の豪快な筆致に比べて柔らかく、洗練された印象を与えます。特に紅摺絵においては、従来初代の作品とされていたものの中に、上演内容や時代背景から二代清信の作とされるものが多くあります。 代表作と所蔵美術館 二代清信の代表作には以下のようなものがあります: 「坂東彦三郎と沢村宗十郎」:細判紅絵、城西大学水田美術館所蔵。 「二代目市川団十郎の渡辺綱」:細判漆絵、城西大学水田美術館所蔵。 「四代目市村竹之丞のわん久と瀬川菊之丞のまつしま」:細判漆絵、城西大学水田美術館所蔵。 「矢の根五郎図」:板地着色の絵馬、奈良・西大寺所蔵。この作品は、延享5年(1748年)に来日した朝鮮通信使の馬上才を描いたもので、ユネスコの「世界の記憶」に登録されています。 鳥居派と後継者 鳥居派は、初代清信が確立した歌舞伎の看板絵や番付絵を専門とする流派で、二代清信もその伝統を受け継ぎました。彼の後継者としては、鳥居清倍や鳥居清満などが知られ、鳥居派の技法や様式を発展させていきました。 二代鳥居清信は、初代の画風を継承しつつも、独自の柔らかさと洗練された表現を加え、江戸時代中期の浮世絵界において重要な役割を果たしました。彼の作品は、現在でも美術館や博物館で鑑賞することができ、その芸術性の高さが評価されています。 |