久保吉郎くぼきちろう

時代 1942年〜
標準発表価格 80,000 円
カテゴリー 掛け軸,絵画、書画
作品種別 現代日本画家
プロフィール 1942年京都市に生まれる。堂本印象に師事し、東丘社に入塾。68年日展初入選(以後17回)。70年日春展初入選(同24回)。 94年京都文化博物館での「甦る屏風展」に出品。また、79年岡山高島屋にて初個展を開催。

久保 吉郎(くぼ きちろう)氏は、1942年に京都府で生まれた日本画家です。初めは手描き友禅の研究を行っていましたが、その後、日本画に転向し、水田慶泉氏や堂本印象氏に師事しました。
八光堂

彼の作品は、主に花鳥画や風景画が中心で、薔薇や秋草などの植物を繊細に描写しています。花や草の一枚一枚の色の変化や影、形などを丁寧に表現し、見る者を魅了します。
八光堂

また、屏風絵の制作でも知られ、第42回日展に出品した「祭」は、縦180.0×横220.0cmの大作で、岩彩を用いて描かれています。この作品では、浴衣の柄や模様、紐の一本一本までを忠実に再現し、今にも動き出しそうな臨場感を持っています。
八光堂

1979年には岡山の高島屋で初の個展を開催し、その後も全国各地の百貨店で20回以上の個展や二人展を行っています。さらに、母方の先祖である日本画家・鈴木百年や鈴木松年の鑑定人としても活動しています。
八光堂

現在、日展会友、東丘社会員、京都日本画家協会会員として活躍しており、その作品はオークションやギャラリーで取引されています。作品の買取相場は、数千円から2万円程度が一般的ですが、作品の状態や題材によってはさらに高額となる場合もあります。
EIJYUDOU

久保氏の作品は、繊細な描写と豊かな色彩で、多くの人々に親しまれています。彼の描く花鳥画や風景画は、伝統的な日本画の美しさを感じさせるとともに、独自の感性が光ります。