宗田智幸そうたともゆき

時代 昭和36年〜
カテゴリー その他
作品種別 日本工芸会・人形・其の他
プロフィール 師 宗田源造
福岡県出身。

​宗田智幸氏は、日本の人形師であり、博多祇園山笠の舁き山笠の制作に携わっています。​平成二十三年度の大黒流の舁き山笠「常行一直心(つねにいちじきしんをぎょうず)」の人形制作を担当されました。 ​


「常行一直心」とは、正直で純粋無垢な心を持ち、煩悩や妄想にとらわれず、思慮分別や小賢しさに毒されない、素直で清純な心を指します。​この心を常に持ち続け、余念なく行動することが大切であるとされています。 ​


博多祇園山笠は、平安時代に大陸から伝わった仏教の影響を受け、神仏習合の時代に発展した祭りです。​大黒天と大国主命が同一視されるようになり、山笠は聖一国師による疫病除去や災厄除去の祇園信仰と結びついて、現在の形となりました。​この祭りの根底には、衆生を救おうとする純粋な心が流れています。 ​

宗田智幸氏は、このような伝統的な祭りにおいて、人形師として重要な役割を果たしており、彼の作品は祭りの精神や歴史を象徴するものとなっています。​