秋山信子あきやまのぶお

時代 昭和3年〜
カテゴリー その他
作品種別 日本工芸会・人形・其の他
プロフィール 大阪府出身。

秋山信子(あきやま のぶこ)氏は、1928年2月24日に大阪市天王寺区で生まれ、2024年4月9日に逝去された人形作家です。​1955年頃より人形作家・大林蘇乃氏に師事し、桐塑(とうそ)、和紙貼り、木目込みなどの伝統的な人形制作技法を学びました。 ​

1960年、第7回日本伝統工芸展に初出品し、初入選と同時に大阪府教育委員会賞を受賞するなど、早くから才能を発揮しました。 ​1996年には、重要無形文化財「衣裳人形」の保持者として認定され、人間国宝となりました。 ​さらに、1998年には勲四等宝冠章を受章しています。 ​

秋山氏の作品は、地元大阪の伝統芸能や沖縄、アイヌ、朝鮮半島、中国の少数民族など、各地の歴史や風俗を題材にした情緒豊かな人形が特徴です。 ​代表作には「大月」(1978年)、「命名」(1980年)、「浜下り」(2000年)などがあり、これらは文化庁の所蔵となっています。 ​

また、秋山氏の人形制作の技と人柄を紹介する映像作品『人形作家 秋山信子 -心やすらぐ人形を-』が2001年に制作されており、彼女の作品世界を知る貴重な資料となっています。​

秋山信子氏は、伝統的な技法を継承しつつ、各地の文化や風俗を取り入れた独自の作品を創出し、日本の人形工芸の発展に大きく寄与しました。