藤沼昇ふじぬまのぼる
時代 | 昭和20年〜 |
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カテゴリー | 木製製品 |
作品種別 | 日本工芸会・木竹工 |
プロフィール | 1945- 昭和後期-平成時代の竹工芸家。 昭和20年6月15日生まれ。昭和51年から八木沢啓造に師事。55年日本伝統工芸展初入選。59年日本工芸会正会員。60年伝統工芸木竹展初入選。網代編(あじろあみ)や束編(たばねあみ)など多彩な技法をもちいた格調高い作品で知られる。日本伝統工芸展では,61年網代盛籃(もりかご)で日本工芸会会長賞,平成4年束編花籃「気」で東京都知事賞を受賞。日本伝統工芸展鑑査委員,日本工芸会理事などをつとめる。24年人間国宝に認定される。栃木県出身。 藤沼昇(ふじぬま のぼる)氏は、1945年に栃木県大田原市で生まれた日本の竹工芸家で、2012年に重要無形文化財「竹工芸」の保持者(いわゆる人間国宝)に認定されました。 経歴と活動 藤沼氏は27歳の時、フランス・パリを訪れ、現地の人々が自国の文化を大切にする姿勢に感銘を受けました。これを機に日本の伝統文化に関心を持ち、書道や版画、竹工芸などを学び始めました。その後、地元の竹工芸家・八木澤啓造氏に師事し、伝統的な竹工芸の技法を習得しました。 独立後は創作活動を活発に展開し、多くの展覧会で受賞を重ねています。 受賞歴と栄誉 1986年:第33回日本伝統工芸展で日本工芸会会長賞を受賞。 1992年:第39回日本伝統工芸展で東京都知事賞を受賞。 2012年:重要無形文化財「竹工芸」の保持者に認定。 作風と技法 藤沼氏は、竹材の選定から素材の調製、編組、拭漆仕上げに至るまで、幅広い竹工芸技法を高度に体得しています。特に、多様な編組技法を組み合わせ、精緻な網代編や繊細な束編などを駆使した作品が特徴です。1992年には、伝統的な束編技法に独自の「ひねり」を加える技法を考案し、作品に新たな表現をもたらしました。 作品の特徴 藤沼氏の作品は、繊細で温もりを感じる素朴なものから、しなやかで優美なもの、力強さに溢れるものまで多岐にわたります。代表作には、束編花籃「五行」や網代編盛籃「豊潤」などがあります。 教育と後進の育成 藤沼氏は、後進の指導・育成にも尽力しており、日本の竹工芸の伝統と技術の継承に大きく貢献しています。 藤沼昇氏の竹工芸に対する情熱と卓越した技術は、日本の伝統工芸の分野で高く評価されており、今後のさらなる活躍が期待されています。 |