勝城蒼鳳かつしろそうほう

時代 昭和9年〜
カテゴリー 木製製品
作品種別 日本工芸会・木竹工
プロフィール 師 八木
栃木県出身。
勝城蒼鳳(かつしろ そうほう)氏は、1934年2月23日に栃木県那須郡高林村(現・那須塩原市)で生まれた日本の竹工芸家であり、重要無形文化財「竹工芸」の保持者(いわゆる人間国宝)として知られています。 ​

経歴と活動

15歳の時から竹工芸の道に入り、地元の竹職人である菊地義伊氏に師事しました。​その後、八木澤啓造氏や斎藤文石氏からも指導を受け、1968年には日本伝統工芸展に初入選し、「蒼鳳」の号を使用し始めました。 ​1972年には日本工芸会の正会員となり、以降も数々の展覧会で受賞を重ねています。​

受賞歴と栄誉

1983年:​第30回日本伝統工芸展において東京都知事賞を受賞。 ​

1997年:​第44回日本伝統工芸展でNHK会長賞を受賞。 ​

1998年:​紫綬褒章を受章。 ​
2005年:​重要無形文化財「竹工芸」の保持者として認定され、同年に栃木県文化功労者および大田原市名誉市民にも推挙されました。 ​

作風と技法

勝城氏は、竹の持つ自然な美しさを活かし、独自の編み技法を駆使して作品を制作しました。​特に「千集(せんしゅう)編み」や「引っかけ編み」などの技法を生み出し、花籠や盛籃などの作品を手掛けました。​一つの作品の制作には半年から1年を費やし、同じ作品の注文は受けないという姿勢を貫いていました。 ​

作品の特徴

彼の作品は、地元栃木県北地域の自然をモチーフとし、使用する竹も地元産にこだわっていました。​代表作には、東京都知事賞を受賞した「波千鳥編盛籃『渓流』」があり、これは東京国立近代美術館に収蔵されています。 ​

晩年と影響

晩年には大腿骨を骨折するも、制作活動を続け、2022年の日本伝統工芸展にも作品を出品しました。​2023年1月28日、88歳で逝去されました。 ​

勝城蒼鳳氏の作品は、国内外の美術館に収蔵されており、竹工芸の分野における彼の貢献と影響は計り知れません。​彼の作品や技法は、現在も多くの人々に感銘を与え続けています。​