大須賀選おおすがせん

時代 昭和6年〜
標準発表価格 4,500,000 円
カテゴリー その他
作品種別 日本工芸会・金工
プロフィール 香川県出身。

大須賀 選(おおすが せん)氏は、1931年に香川県高松市で生まれた日本の金工作家です。​東京芸術大学工芸科を卒業後、同大学の鍛金専攻科に進み、1955年から作家活動を開始しました。​彼は日本金工制作協会の創立に関わり、日展や現代工芸美術展などの主要な展覧会に出品を続け、数々の賞を受賞しています。 ​

大須賀氏の初期の作品は、抽象的な形状や壁面装飾を特徴としていましたが、現在では鳥をモチーフとした作品が多く見られます。​これらの鳥は特定の種類に限定されず、鳥の本質や姿勢を表現することに重点を置いています。​彼の作品は、鍛金技法や象嵌技法を駆使し、銅や銀、赤銅などの素材を用いて制作されています。 ​

彼の代表作の一つに、1994年に制作された「星雲文銅鉢(せいうんもんどうばち)」があります。​この作品は、銅・銀・赤銅を素材とし、鍛金成形・打込象嵌・銀鑞流しの技法を用いており、平野美術館に収蔵されています。 ​

また、彼は日本工芸会の活動にも積極的に参加し、1996年の第36回東日本伝統工芸展では金工部門の鑑審査委員を務めています。 ​

大須賀選氏の作品は、伝統的な技法と現代的な感性を融合させたものであり、国内外の美術館やコレクターから高い評価を受けています。​彼の作品に興味がある方は、ギャラリージャパンなどのサイトで詳細を確認することができます。