玉川宣夫たまがわのりお
時代 | 昭和17年〜 |
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カテゴリー | その他 |
作品種別 | 日本工芸会・金工 |
プロフィール | 師 関谷四郎 玉川宣夫(たまがわ のりお)氏は、新潟県出身の鍛金(たんきん)工芸家で、2010年に重要無形文化財「鍛金」の保持者、いわゆる人間国宝に認定されました。1942年1月5日に新潟県で生まれ、1959年に秋田市立工芸学校を卒業後、家業である株式会社玉川堂に入社し、金工の道を歩み始めました。 1963年からは東京で人間国宝の関谷四郎氏に内弟子として師事し、技術を磨きました。その後、玉川堂に戻り、常務や専務として家業に従事しながら、1969年に日本伝統工芸展に初入選を果たしました。1996年には玉川堂を退社し、制作活動に専念しています。 玉川氏は、異なる金属を重ね合わせて木目のような模様を生み出す「木目金(もくめがね)」技法の第一人者として知られています。この技法は江戸時代初期に生まれ、銅、銀、赤銅など色彩の異なる金属を20〜30枚ほど重ね合わせて融着させ、金槌で打ち出し、鏨で表面を削ることで木目模様を表現します。 彼の作品は国内外で高く評価されており、ニューヨークのメトロポリタン美術館にも彼の木目金花瓶が収蔵されています。 また、2002年には正倉院宝物「銀薫炉」の復元を手掛け、同年に紫綬褒章を受章、2012年には旭日小綬章を受章しています。 玉川氏の座右の銘である「鍛は千日、錬は万日」は、鍛金の道が日々の鍛錬と長年の修練によって成り立つことを示しており、彼の作品にはその精神が反映されています。 |