大澤光民おおさわこうみん

時代 昭和16年〜
カテゴリー 高岡銅器
作品種別 日本工芸会・金工
プロフィール 1941- 昭和後期-平成時代の鋳金家。
昭和16年9月26日生まれ。富山県立職業補導所で伝統的な鋳金技法をまなぶ。昭和44年大沢美術鋳造所を設立。焼型鋳造(込型鋳造)を中心に制作活動をつづける。53年日本伝統工芸展初入選。58年日本工芸会会員。平成12年「鋳(い)ぐるみ鋳銅花器」で日本伝統工芸展高松宮記念賞。17年鋳金で人間国宝。富山県出身。本名は大沢幸勝(ゆきまさ)。

大澤光民(おおざわ こうみん)氏は、1941年9月26日に富山県高岡市伏間江で生まれた鋳金家であり、重要無形文化財「鋳金」の保持者、いわゆる人間国宝として知られています。​本名は幸勝(ゆきかつ)です。​

1958年に富山県職業補導所銅器科を卒業後、越井銅器製作所に就業し、鋳金の技術を学びました。​1969年には大澤美術鋳造所を創立し、独自の創作活動を開始しました。 ​

大澤氏は、1980年に「鋳ぐるみ鋳造法」を考案しました。​この技法は、鋳型にステンレス線や銅線を固定し、そこに溶解した金属を注ぎ込む方法で、高度な技術と熟練が必要とされます。​この独創的な技法により、彼は数々の作品を生み出し、高い評価を受けました。 ​

彼の作品のテーマは「光と水」であり、生命の源であるこれらの要素を赤と白の線で表現しています。​この独自の作風は、多くの展覧会で注目を集めました。 ​

2005年には、重要無形文化財「鋳金」の保持者として認定され、人間国宝となりました。​また、同年には高岡市市民功労者表彰や北日本新聞文化賞も受賞しています。​さらに、2011年には文化財保護功労者として旭日小綬章を受章しました。 ​

2020年には、高岡市美術館で傘寿(80歳)を記念した大規模な回顧展「大澤光民の世界 ―人間国宝としての歩み―」が開催され、彼の長年の業績と作品が紹介されました。 ​
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大澤氏は、2023年10月29日に逝去されました。​彼の功績をしのぶ追悼展が高岡市美術館で開催され、多くの人々がその偉業を称えました。