森口邦彦もりぐちくにひこ

時代 昭和16年〜
カテゴリー その他
作品種別 日本工芸会・染織
プロフィール 京都府出身。

森口邦彦(もりぐち くにひこ、1941年2月18日生まれ)は、京都府出身の友禅染作家で、2007年に重要無形文化財「友禅」の保持者(人間国宝)に認定されました。 ​父は同じく友禅の人間国宝であった森口華弘氏です。 ​

経歴

1963年:​京都市立美術大学日本画科を卒業。​

1966年:​フランス国立パリ高等装飾美術学校を卒業。​

1969年:​第16回日本伝統工芸展でNHK会長賞を受賞。​

1973年:​第20回日本伝統工芸展で朝日新聞社賞を受賞。​

2007年:​重要無形文化財「友禅」の保持者に認定。 ​

作風と特徴

森口氏の作品は、パリで学んだグラフィックデザインの思考と、伝統的な友禅技法を融合させた幾何学的な文様が特徴です。​これにより、伝統工芸である友禅に新しい創作の可能性を切り開いています。 ​

受賞歴

1969年:​第16回日本伝統工芸展 NHK会長賞受賞。​

1973年:​第20回日本伝統工芸展 朝日新聞社賞受賞。​

1992年:​第42回芸術選奨文部大臣賞受賞。​

2001年:​紫綬褒章受章。​
2013年:​旭日中綬章受章。​
2020年:​文化功労者として顕彰。​

2021年:​フランス共和国レジオン・ドヌール・コマンドゥール章受章。 ​

作品と展示

森口氏の作品は、国内外の美術館に収蔵されています。​2020年には京都国立近代美術館で「人間国宝 森口邦彦 友禅/デザイン―交差する自由へのまなざし」展が開催され、彼の創作活動の全貌が紹介されました。 ​

森口邦彦氏は、伝統的な友禅技法に現代的なデザインを取り入れることで、新しい日本の美を創出し続けています。