平良敏子たいらとしこ
時代 | 大正10年〜 |
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カテゴリー | その他 |
作品種別 | 日本工芸会・染織 |
プロフィール | 師 外村吉之助 平良敏子(たいら としこ、1921年2月14日 - 2022年9月13日)は、沖縄県大宜味村喜如嘉出身の染織家で、伝統的な織物「芭蕉布」の復興と発展に尽力した人物です。2000年には重要無形文化財「芭蕉布」の保持者(人間国宝)に認定されました。 生涯と業績 幼少期から母親の影響で織物に親しみ、10歳頃から織りを学び始めました。 戦時中は岡山県倉敷市の工場で働き、その際、倉敷紡績の大原総一郎氏や倉敷民藝館の外村吉之介氏と出会い、織物や染色の基礎を学びました。 戦後、荒廃した故郷・喜如嘉に戻り、途絶えかけていた芭蕉布の再興を決意。地域の女性たちと共に芭蕉布づくりに取り組み、その品質向上と販路拡大に努めました。 1974年、喜如嘉の芭蕉布は重要無形文化財に指定され、平良氏はその保持団体である「喜如嘉の芭蕉布保存会」の会長として、後進の育成や技術の継承に尽力しました。 2000年には個人としても人間国宝に認定され、その功績が広く認められました。 芭蕉布とは 芭蕉布は、糸芭蕉という植物の繊維から作られる沖縄の伝統的な織物で、軽くて涼しい着心地が特徴です。その製作には、栽培から糸作り、染色、織りに至るまで多くの手間と時間がかかります。平良氏は、この芭蕉布の伝統技術を守りつつ、新しいデザインや技法を取り入れることで、その魅力を現代に伝えました。 受賞歴 1991年:第38回日本伝統工芸展 日本工芸会奨励賞 1995年:第30回西部伝統工芸展 正会員賞 2000年:重要無形文化財「芭蕉布」保持者に認定 晩年と遺産 平良氏は101歳まで現役で活動を続け、2022年9月13日に逝去しました。 彼女の情熱と努力により、芭蕉布は日本国内外で高く評価され、現在も多くの人々に愛されています。その遺志は、今も喜如嘉の地で受け継がれています。 |