小宮康孝こみややすたか
時代 | 大正14年〜 |
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カテゴリー | その他 |
作品種別 | 日本工芸会・染織 |
プロフィール | 小宮 康孝(こみや やすたか、1925年11月12日 - )は、東京都台東区浅草生まれの染色家。1978年に重要無形文化財に認定された、江戸小紋の「わざ」の保持者。いわゆる人間国宝。1955年に江戸小紋で人間国宝に認定された小宮康助の嫡男。父の下で修行し、江戸小紋の技術を伝承する。古型紙の収集・研究を行い、伝統的な小紋型の復元に努め、後継者の育成にも尽力している。 小宮康孝(こみや やすたか、1925年11月12日 - 2017年10月24日)は、日本の染色家で、江戸小紋の分野で重要無形文化財保持者(人間国宝)として知られています。 生涯と経歴 東京都台東区浅草に生まれ、父・小宮康助氏も同じく江戸小紋の人間国宝でした。1938年、小学校卒業後、父のもとで本格的な修行を開始し、江戸小紋の技術を習得しました。1960年、第7回日本伝統工芸展に「江戸小紋 蔦」で初入選し、以後毎年出品を続けました。1964年には同展で奨励賞を受賞しています。 1978年、父に続いて重要無形文化財「江戸小紋」の保持者に認定されました。その後も技術の向上と後継者の育成に尽力し、1985年に東京都文化賞、1988年に紫綬褒章、1998年に勲四等旭日小綬章を受章しています。 作品と技法 小宮氏の作品は、伝統的な江戸小紋の技法を基盤としつつ、独自の改良を加えた型地紙を使用しています。代表的な作品には、「江戸小紋着物 菊格子」や「江戸小紋着物 源氏香」などがあり、これらは国立工芸館に所蔵されています。 後継者と影響 小宮氏の息子である小宮康正氏も江戸小紋の分野で重要無形文化財保持者に認定されており、家族で伝統技術の継承に努めています。 2017年10月24日、肺炎のため91歳で逝去されました。 |