宮地陶博みやちとうはく

時代 昭和24年〜
カテゴリー 陶磁器全般
作品種別 日本工芸会・陶芸
プロフィール 東京都出身。

​宮地陶博(みやち とうはく)氏は、1949年に東京都墨田区で生まれた日本の陶芸家です。​東京学芸大学を卒業後、1984年に埼玉県草加市に窯を築き、1987年から人間国宝の松井康成氏に師事しました。​1993年には日本工芸会正会員に推挙され、以降、埼玉県美術家協会や草加市美術家協会にも所属し、地域の文化芸術振興に貢献しています。 ​

宮地氏の作風は、彩泥と和紙切り絵を組み合わせた独自の「抜絵文」が特徴です。​この技法を用いた作品として、2023年に発表された「泥釉干渉文壷」などがあります。 ​

受賞歴も豊富で、1998年の伝統工芸新作展で教育委員会賞、2012年の茶の湯の現代展で優秀賞を受賞しています。​また、2019年には草加市の和の芸術文化拠点「漸草庵 百代の過客」に壺や風炉、茶釜、香炉、香合などの工芸作品を寄贈し、地域の文化振興に寄与しています。 ​

さらに、毎日新聞社主催の「名士寄贈書画工芸作品 入札・即売会」にも作品を提供しており、2013年には「泥釉間道よろけ縞文壷」、2018年には「彩泥粒穴流水文ぐい呑」を出品しています。 ​

宮地陶博氏は、独自の技法と地域文化への貢献を通じて、日本の陶芸界において重要な存在となっています。​