市野元和いちのげんわ

時代 昭和31年〜
カテゴリー 陶磁器全般
作品種別 日本工芸会・陶芸
プロフィール 兵庫県出身。

市野元和(いちの げんわ)氏は、兵庫県丹波篠山市に拠点を置く丹波焼の陶芸家です。​関西学院大学在学中に古美術研究クラブに所属し、全国の神社仏閣を巡りながら国宝美術に触れ、その経験が陶芸への道を志すきっかけとなりました。 ​

卒業後、父が営む窯場で修行を積み、技術を習得しました。​1991年には日本伝統工芸展で大皿が「高松宮記念賞」を受賞し、2007年と2011年には「茶の湯の造形展」で大賞を受賞するなど、その作品は高く評価されています。 ​

市野氏は、薪窯での焼成によって生じる「窯変」を追求し、器の表面に現れる独特の色彩と模様を特徴としています。​また、神戸芸術工科大学の教授として後進の育成にも尽力し、2018年には兵庫県から「県文化賞」を受賞しました。 ​

近年では、2025年1月から2月にかけて兵庫陶芸美術館で開催された「TAMBA NOW⁺ 2025 ―変わらぬ風景、進化するやきもの―」に出品作家の一人として参加し、丹波焼の現代的な表現を紹介しています。 ​

市野氏の作品は、伝統的な丹波焼の技法を踏襲しつつ、現代的な感覚を取り入れたもので、多くの陶芸愛好家や専門家から注目を集めています。